しづ心なくインターネット

おポエム申し上げます

二月記

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節分、実家では豆に混じって小銭や駄菓子が撒かれ、私と弟が拾うという催しだった。
いい感じのお菓子、高額のお金はどこに飛んだか、どれを拾ってどれを捨てにするかなど、瞬時に判断する能力が求められる。
夏に遊びに行っていた川でも、2mくらい? 深さがあるところに投げ入れた小銭を私と弟が潜って拾う、遊び……修行か? なんかそういうのがありました。
人には歴史があり、各家庭にはそれぞれの変なエピソードがある。

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普段めがねなんですが、美容室で、外したほうがいいですよ!! って5回くらい言われたので外した。
2019年は言われたことをとりあえず受動する方針でやっていきたい。
会社で突然めがねオフはちょっと照れるので、慣らし運転も兼ねて伊達めがねにしてみました。
それで思ったんですけど、コンタクトで仕事するの……大変じゃない!? 視界に靄がかかって辛い! コンタクトが隙あらば裏返ろうと狙っているのがわかる。
コンタクトで仕事している人、偉すぎ。それだけで誇っていいですよ。

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冬の初めと春先の札幌の空気は、ロンドンのそれに似ている気がする。
排気ガスと湿気のにおいに混ざる土のにおいを嗅ぐと、一時期ロンドンに住んでいた頃の、細かい日々のことがフラッシュバックします。日本食材屋さんで巻寿司のはぎれを集めたものを安く売ってて、その中にサーモン巻とか鉄火巻の切れ端が入っているとすごく嬉しかったこととか、譲ってもらったテレビ(ブラウン管……)をかついで1時間くらい歩いて帰ったこととか。
地下道がやたらアンモニア臭い日があって、その日は特にロンドンのことを思いました。
転勤が仮決定しました。全然日が経ってない気がしていたけど、次の区切りで札幌も丸2年になるんだな。一瞬だった。

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82年生まれ、キム・ジヨンKindleで配信されたのでようやく読んだ。まじ鬱~~~
どなたかの感想でも見たけど、読む世代ごとに違う気持ちになりそう。10代前半に読んでいたら社会に絶望してしまっただろうな~と思ったので、この年齢で出会えてよかった。作中にも出てきたとおり、最悪な男性もいるけど、この世にはよい男性も多いって知っているので。女性が受けるものとはまた違う形の苦痛を男性も受けているということも知っている。
ていうか、性別が問題ではなくて、その人が最悪か最高かしかない、結局。ただ、ジェンダーによって、入ってきやすい情報とか経験する内容は偏るので、私たちの性別にはこういうタイプの地獄があるんですよって開示しあった上で、どうやったらお互い生きやすくなりますかね~って考えることをやっていく世代になりたいと思う。
就職活動がうまくいかないキム・ジヨンが、父親から「おまえはこのままおとなしくうちにいて、嫁にでも行け」って言われた瞬間、キム・ジヨンのお母さんのオ・ミスク氏が、「ジヨンはおとなしく、するな! 元気出せ!  騒げ!  出歩け!」ってキレるシーン、読みながら涙ぐんでしまった。傷ついてきた人たちすべてに射す光のような、力強いエールだった。
平成も終わるし、私たちもおとなしくしないで、元気出して、騒いで、出歩いて、自分で選んだ気の向くこと、好きなことだけをしましょう。お母さんはそこまで言ってないけど。

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1月の労働時間が短すぎてお給料が少ない。死なないで銀行口座!
でも3月のカード引き落とし予定額が久しぶりにホニャ万円割ったのでとても驚きました。
逆不正利用? とか思った。逆不正利用ってなんなんだよ。どんどんしてくれ。