しづ心なくインターネット

おポエム申し上げます

1608香港イタリア(8/27、8/28 ローマ→香港→日本)

帰国日。アヴェンティーノの丘に向かう予定で7時に起きる。
庭の戸の鍵穴をのぞくと、わりと距離のあるヴァチカンのクーポラがはめ絵のように見えるという厨二心をくすぐるお屋敷があって、前に行ったとききれいだなと思ったので数少ない観光目的地として予定していた。
ただ気がついたら駅のスーパーで1時間経過していたので諦める。
食材を買うのが好きすぎる母とその娘なので仕方ない。
母親は子連れで初めて海外に行ったとき、調味料を買いすぎて「あなたの国にはドレッシングがないのですか?」と聞かれた人なので、今回も追加でスーツケースを買っていた。


バスに乗ってフィウミチーノ空港へ。マルサラ通り沿いは空港バス一社なんだけど、反対側に行くと数社まとまったエリアがあって、値段も2ユーロくらい安いです。4ユーロで1時間くらい。
タックスリファンド窓口、書類を束持ちしている人が多かったのと、たまたまマナーがあまりよくない感じの集団が重なっていたので(大声でキレてたり、書類が足らないって言ってるのに英語が通じなくてやたら時間がかかっていた)、疲れきっていた窓口のおじさんが私たちのパスポートを見て「ジャパニーズ!!」ってニコニコしながら大声出して笑ってしまった。
おじさんは突然陽気になって、「本当にジャパニーズだな? ジャマイカではないな?」とか謎のジョークをかましてきた。お疲れさまです。
手荷物検査も出国も30分くらいで終わった。
免税店流したら日本より香水が安かったので買う。アジアだと日本のほうが安いパターンばかりだったので嬉しい。

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香港まではハリーポッター読んで(読了! スネイプ先生は最高、トレローニ先生の攻撃とモリーさんVSベラトリクスが好き)、そのあとはほとんど寝てしまった。

ところで会社におみやげを買うのを忘れていた。というか、イタリアでうまく個包装のおやつを見つけられなかった。
行き先言ってないし、香港に行ったことにしようと思って、英記のクッキーにしました。マカオって書いてるけど。
前に買ったときにおいしかったのと、パッケージがかわいい。
中秋節前なのでいろいろな月餅が売ってて、スターウォーズのかわいい缶のセットを買うか迷ったけど、パッケージほしさにものを買うのはやめよう期間なので断念。
ポケモンしてたらカモネギが出た。やった~


日本までは4時間。トランジット長めの便もあったけど、あのまま湿度の高い香港をうろうろしたら月曜出勤で死んでたと思うので早め帰宅で正解だった。
13時前に日本に着いて、そのままがんばって起きて(1時間ぐらい昼寝したけど)、時差ぼけもなく夏の旅行おしまい。
読んでいただいてありがとうございました。

1608香港イタリア(8/26 フィレンツェ→ローマ)

ゆっくりめに起きて、サンタマリアノベッラ薬局に行った。行く度ちょっとずつ買い物しやすくなっていると思う。
10年ぐらい前に行ったときは、価格表なくていちいち口頭で値段聞いてたような気がする。日本語の一覧はあったかなあ。5年前は日本人の店員さんがいた。今回はタッチパネルの商品解説が置いてあったけど、日本語版は文字化けまくっていて何も読めなかった。
値上がりしたような気もするけど、日本価格の半分ぐらい。昔は3分の1ぐらいだったと思う。
クローゼットに吊るすルームフレグランスを買った。くらっとするぐらい薔薇のにおいがして、スーツケースにしまっておいたら服が全部同じにおいになっていた。


そのあとオープンに合わせて中央市場の2階にできたイートインコーナーに行った。
朝一すぎて(またこのパターン)人もまばらで、魚のコーナーは開いてなかった。
ズッキーニのラザニアとライスコロッケを食べた。
1階で茄子のラザニアとズッキーニのグリルのオイル漬け追加。ズッキーニ大好き。

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イルビゾンテに取りおきのバッグを引き取りに行く途中、どこだかわからない広場で食べたレモンとラズベリージェラートラズベリーが今回ベストジェラートだった。粒が残ってて味が濃い! フルーツ感が強かった。たぶん3ユーロ。
バスロータリーの入り口にあったことしか覚えてない。

日差しがきつくて母親が疲れてきていたので、2時間ほど別行動。
やたらお腹がすいて死にそうだったので、中央市場に引き返したら朝はなんだったの? というくらい混んでいた。
魚コーナーが開いていたのでサーモンカクテルと牡蠣をおやつにして、朝と同じ1階のお店でミートソースのタリアテッレと茄子のグリルのオイル漬けを食べた。
ワンプレートにしてもらうと6.5ユーロってびっくり安い。
電車で食べるようにシーフードミックスのフリットを買って、待ち合わせのホテルに戻った。
これが7ユーロなので1階の店の良心価格に震える。フリットも深い紙皿に山盛りだったのですけど。

フィレンツェの駅に行ったもののトイレが見つからなくて、探しに行った地下エリア(涼しいのでこっちで電車待ちするほうがいい)でなぜかまたジェラートを買ってしまう。またレモンとラズベリー。3.2ユーロだったかな? ここのラズベリーも濃くておいしかった。
駅のホールで追いジェラート。レモンとブルーベリーで、3.6ユーロだった。ベストレモン賞。酸味が他のお店より強めで、口がさっぱりした。


ローマテルミニ駅までは1時間半。翌日駅から空港バスに乗る予定だったので、駅近くのホテルにした。
小さい雑居ビルっぽいところにあって大丈夫か? って思ったけど、受付のおじさんが優しかったのと(母親がカウンターに置き忘れたイタリアンピーチを冷蔵庫にしまっててくれた)、軽い朝ごはんがついてて屋上のテラスで食べられたのがよかった。
立地もいいし、すごく安い。51ユーロ+市税ひとり3ユーロ。ただ、空港バス乗り場が駅挟んで反対側だったので、逆のエリアで取るほうが最終日は楽そう。

受付でレストランに予約入れてもらったら19時前なのに19時半しか席が空いてなくて慌ててバスに乗る。
メトロとバスの24時間券(7ユーロ)を買ったけど、結局レストラン往復しか乗らなかったのでもったいなかった~
バス、アナウンスがないのでルートマップをもらったほうがよかった。もらい忘れて結構乗り過ごした。

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レストランは満席。
出てくるものみんな凝った見た目で、食材の合わせも珍しくて都会だ!と思った。写真は茄子とマンゴーの温かいサラダ。牛肉のカルパッチョ、肉の力を感じた。

カルボナーラはすごくアルデンテだった。細めのうどんぐらいの太麺だったのでしかたないのでしょうか。
食後に出てきたビスケットのチョコがけが気が遠くなるほど甘かった。
コーヒーと一緒に食べたらちょうどいいのでしょうか……コーヒー飲めないのでくらくらしながら食べおわる。

1608香港イタリア(8/25 ベネチア→フィレンツェ)

朝からサンマルコ広場に向かう。魚市場も寄ったけど、朝早かったせいか普通に鮮魚が売っているだけだった。野菜も大きいものが安かったので、次はキッチンつきのホテルで料理しながら滞在したい。
近くのパン屋さんでパンとケーキを食べているうちに目が覚めてくる。
グランカナルを下って、サンマルコ広場についたら寺院と鐘楼に入るために人がたくさん並んでいた。

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私も母も観光地にあまり興味を持っていないので、広場を軽く流して、たぶんため息の橋かな? というところを見て、探してあったレストランへ。

えびとズッキーニのフリッターも、手長えびと茄子のタリアテッレもいわしのオイルマリネも全部夢のようにおいしかった……
フリッター、衣の厚めなてんぷらが好きなので、さくフワで好みど真ん中だった。ちょっとにんにくの味がするのもよい。
タリアテッレは味の表現をしようがない……おいしさで殴られたような……茄子のペーストだったのかな? えびが丸ごとゴロリと入っていて無心で食べてしまった。

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いわしはレモンの味がしてやわらかくて、骨がほとんどなかったけどどうやって作っているのでしょう。アヒージョみたいな?
ふたりで一皿ずつにしたけど、パスタはひとり一皿でもよかったかも。食べ終わったら結構お腹いっぱいだったけど、トマトソース系も食べたかった。何を食べてもアタリのお店だと思う。
このお店のためにベネチアに行ってもいいくらいだし、観光地なのに値段もお手ごろだった。店員さんも明るくて気持ちいい。


歩いてホテルに戻って、フィレンツェ行きの電車に乗る。
駅のGROMでジェラートを買う。ラズベリーとレモン。GROMのラズベリーは軽め。
そういえばベネチアでホームレスは見なかった。小銭せびってくる人はいたけど。
完璧に観光地だと住み辛いのかも。たまたま見なかっただけだったのでしょうか。

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フィレンツェまでは2時間。ホテルはサンタマリアノベッラ薬局の目の前で、70ユーロ+市税がひとり2ユーロ。
ついてすぐにお買い物に出る。
母親が化粧水を買いに行った後はイルビゾンテの本店へ。
お店が広くて、セールエリアもあった。日本価格より1万円ぐらい安いのでは。
グレー系の革ものが欲しかったんだけど気に入る形のものがなくて、ブルーグレーのバッグとショッキングピンクのお財布を買った。
母親はピスタチオ色のトートを買っていた。余った革を使っているので安いけど、入ったらすぐになくなってしまいますとのこと。店員さんに日本の方がいらして、買い物しやすかった。

お店を出てポンテベッキオに向かう。橋のたもとの手袋やさんで昔買ったのと同型で違う色のものを買う。

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フィレンツェは町全体が蜂蜜色をしている。ベネチアはピンクベージュ中心。
ポンテベッキオはめちゃくちゃ混んでいたけど、川が好きなのでしばらく橋の上で休憩して、イータリー(おしゃれスーパー)で夕飯の買い物。
ミックス野菜のサラダと茹でた白菜みたいなのと、イタリアンピーチと生ハムとジェラートを買って、ホテルに戻る。
ジェラートはレモンとイチゴ。この旅一番のあっさり味でした。

海外に行くと野菜が足りなくなりがちだから、山のように食べられてよかったけど、日本みたいに小分けのドレッシングとか売ってない(と思う)。ハムの塩気で食べる。
白菜は持っていってたインスタント赤だしの粉をかけたらおいしかった。出汁は最高。
イタリアンピーチ、すももより甘くてほどよい酸っぱさで、小さいりんごくらいのサイズなので食べでもあった。

母親はイータリーのプラスチックパックが気に入ったらしくて日本に持って帰っていた。
そういうことをするので、うちの棚にはプラスチックパックの墓場みたいなところがある。

1608香港イタリア(8/24 香港→ローマ→ベネチア)

深夜1時前に定刻出発。ローマはマイナス7時間、しばらく起きておかないと時差ぼけがつらそうだなと思いつつ寝てしまう。
ヨーロッパ旅行の際のロシア、新幹線に乗ったときのいつまで経っても静岡問題と似たものがあると思うけど、中国から東欧ルートだったのでマップを見るたび違う国で楽しかった。
今回の旅行で通読マラソン予定のハリーポッターを読んだり、映画(コードネームU.N.C.L.E、悪役の倒し方が派手でよかった)を見たりしながらローマ到着。


フィウミチーノの入国は混む、荷物引取りも遅いと読んだので余裕めの電車を取っておいたもののかなり時間が余る。

入国審査こそ30分くらい待ったものの、荷物はすぐ出てきた。オリンピックのイタリア代表ジャージ? を着た人たちを見た。靴がトリコロールのイタリアンカラーだった。

6時着の7時半過ぎには非制限エリアに出ていた。毎回いろいろな乗り物に乗り遅れまいと走りまくる旅なので、この時点で勝利を確信する。
ものの、のんびりしすぎて空港駅に移動し始めたのが20分前、駅が意外と遠くて着いたのが10分前。
Eチケットを買っていたので予約番号だけ控えていれば大丈夫だろうと思ったら、珍しく改札が導入されていて窓口ダッシュ、チケットを印刷してもらって電車に走りこんだらドアが閉まって発車という体たらく……ギリギリ移動をやめなければ。

ローマティブルティーナ駅で昼ごパンと、この旅初ジェラートを買って人心地つく。

ほうれん草とドライトマトとなすのフォカッチャサンドが4ユーロ。
GROMのジェラートが2.6ユーロ。さすが本場、破格値…ピスタチオとアプリコットにしました。ピスタチオがねっとりしておいしい。

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4時間ほど電車移動。ベネチアは海の上を走って駅に向かう。

駅を出たら空がヨーロッパの青色で、目の前が運河と丸屋根の教会という絵葉書のような景色で、あまりにも綺麗なのでしばらく呆然としてしまった。
既視感があると思ったらディズニーシーだねと言いながらホテルに向かう。ディズニーシーが似せているほうなんですけど。
ホテルはサンタルチア駅から5分くらいのところにした。
大きい荷物で乗り合い船に乗るのも大変だし、石畳で直射日光の下を歩くととても疲れるので、水上タクシーに乗るのでなかったら駅そばのほうが楽だと思う。
90ユーロと、市税がひとり3ユーロ。本土でホテルを取るともう少し安いみたいですが、初ベネチアなので島のほうにしてみました。

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しばらく休憩して、ブラーノ島に行く。24時間有効の水上バスチケットが20ユーロ、1回7.5ユーロなのでチケット買うほうがいい。歩いて動けないこともないけど、階段とアップダウンがあるのと、運河を渡る橋を探すのが大変。ゴンドラは高い。

ブラーノ島は運河沿いの家がカラフルに塗り分けられている街並み、レースで有名。水上バスで40分くらいだった。
私はラズベリーピンクかうすい紫の家に住みたい。

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帰りがてらムラーノ島にも寄ったけど、時間が遅くてベネチアングラスのお店はほとんど開いていなかった。

帰りの水上バスで私が半分寝ていた間、母親が乗り合わせたおじさんと、サンマルコの鐘楼よりジュデッカ島の鐘楼に上ったほうが本島を見渡せてよいと言う話をジェスチャーでしていた。


夜はテイクアウトのピザ。パプリカとマッシュルームのピザ、サラミがほどよく辛くておいしかった。黙々と食べて、気を失うように就寝。

1608香港イタリア(8/23 日本→香港)

気が小さいので起きられないのが怖く、よく眠れないまま辛うじて5時台に起床、ヨロヨロとカートを引いて駅に向かう。

最近出国に手間取ることがなかったのに、珍しく手荷物検査が混雑していた。
それでも出国審査はさくさくで、結局1時間くらいで手続き完了、定刻出発。
フライト中は喋ったり軽く寝たりで定刻12時に香港着。ローマ行きは深夜なので、半日くらい自由時間があった。
香港で何をするか特に調べていなかったので、予定をたてる時間含めて、着陸から1時間半くらいで市内へ出発。出国自体は荷物受け取りもないので15分かからなかった。


東涌のアウトレットを見て回って(東涌を経由すると地下鉄で香港駅にいけるので、空港特急乗るのとほとんそ時間が変わらなくて安い)、今回の訪問目的はレストラン。

「このレストラン予約しておいて」「メールで取れないなら、香港に電話をしたらいいんじゃない?」「あっお母さんのカードコンシェルジュついてるんだった」というやり取りを経て無事予約ができた。

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なかなか予約が取れないこともあってさすがにおいしかったし、サービスの人たちもにこやかだった。
炒飯と海老雲呑麺はふたりで食べますって言ったらかわいい小器にとりわけてくれた。薄味で、病気のときにも食べたいような滋味のある味でした。
見た目のかさがかなり少なくなったので、足りるかなって言いながら食べ始めたら、デザートも入らないほどお腹がいっぱいに……
お茶を少し飲んだらすぐにおかわりが注がれてわんこティー状態だったのも効いた。


私と母の旅行は倹約第一なので、旅行先のレストランで食事するようになったのは本当に最近のことです。
しかも毎食じゃないし。下手したら持っていったカップ麺で夕食終了とかある。

お茶まで終えたらスターフェリーで香港島に渡って、上海ペディキュアを受けて、バスで空港に戻る。33香港ドル

バスはおつりが出ないので、運賃ぴったり持ってないと乗り逃がすことになります。オクトパスカード(香港の交通カード)も持ってるんだけどトップアップが50香港ドルからで、もう手持ちのお金がなかった。